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グループホームこころ

詫び・寂びを感じる(2F)

2024.11.07グループホーム こころ

11/6(水)は念願の・・・っ!念願の外出に行ってきました!

 

天気に恵まれないことが続いていたのですが、昨日は行楽日和でホッと一安心です。

 

今日お出かけする場所は・・・

 

(二ノ丸史跡庭園です。城山の中腹にあるそうです。)

 

歴代の松山藩主の邸宅の間取りを再現した庭園で、2013年からは「恋人の聖地」として選定されています。

 

日本庭園の「侘び・寂び」の風情に触れて、感受性を豊かにして来ます!行ってきます!

 

 

 

(職員Dが「空港の中を通って、新しくできた松山駅の前を通って行きます」と説明しています。)

 

最近遠くから入所された方がいるので、周辺の地理を案内する目的のルートのようです。

 

 

 

(空港の中の道路です。看板は残念ながら撮影できませんでした。)

 

 

 

 

(飛行機が降り立つのを見た利用者様は喜んでいました。良かったね!)

 

 

 

 

(これは管制塔かな?ホームの近くに空港があることを知ってもらうことができました。)

 

 

 

 

(これは新しくなった松山駅のホームです。)

 

 

 

 

(時事に詳しい利用者様が私に松山駅についてお話をしてくれています。)

 

 

 

 

(しばらく走っていると御堀が見えてきました。ということは・・・)

 

 

 

 

(松山城も見えます!!すごーい!!)

 

 

 

 

(この急な坂を車で登って行きます。駐車場の手配は職員Dが行ってくれています。)

 

 

 

 

 

(車を所定の位置に停車させて、大きな門をくぐります。)

 

 

 

 

 

(到着したよー!!山の近くだからでしょうか、空気がとっても澄んでいます。)

 

 

 

 

 

(「あっち向いて行ってみる?」と声をかけながら、みんなで散策していきます。)

 

 

 

 

 

(「どんなとこかな?楽しみやね」と話をしています。)

 

 

 

 

 

 

(「こっちにまわったらどこにたどり着くんかな?」。ちょっとドキドキしますね。)

 

 

 

 

 

 

(「どこでもついて行くよー」と男性利用者様。二人で同じ方向を見ています。)

 

 

 

 

 

(こちらの利用者様は入所後、初の外出行事です。)

 

 

 

 

 

(応援に来てくれた1F女性職員に車いすを押してもらってご満悦の女性利用者様です。)

 

 

 

 

 

 

 

(ある女性利用者間が車いすの操作を手伝ってくださいました。助かりました、ありがとうございます。)

 

 

 

 

 

(ちょっとした段差を超えたお二人は、少し先でお喋りをしています。)

 

 

 

 

 

(「私ここ初めて来た」・「私もここ来たことない!」と楽しそうに話しています。)

 

 

 

 

どこをどのように進んだらいいのか分からないまま、必死になって散策していると・・・、

 

 

 

 

(「流水園」に到着しました。このように邸宅の間取りが再現されています。)

 

 

 

 

 

(流水園の池の水が美しいので、空が水面に綺麗に映っています。)

 

 

 

 

(雲の白や空の青さまではっきり映っています。)

 

 

車いすの利用者様は段差を超えられないので、最短距離では行けません。

 

 

ぐるっと遠回りして進みます。

 

 

 

(遠回りの道中に大井戸遺構発見です。火災の際は木桶で水を汲み上げ、地下通路を通って運搬していたものと考えられています。大きくて深いです。)

 

 

 

 

(「深いなー。井戸か」と楽しそうに眺めています。)

 

 

 

 

(「大きいねー」と職員が話しかけると頷かれています。)

 

 

そして遠回りの道中、見つけたのは「大井戸遺構」だけではありません。

 

 

 

(水琴窟です!江戸初期に考案された造園技術の最高傑作と言われています。)

 

 

 

竹筒に耳を当てると、筧から滴る水の音が反響して聞こえるというものです。

 

 

 

(職員Dが聞いてみます。「聞こえる!!」とのことです。)

 

 

 

 

(職員Gも「ぴちゃん」「ぽちょん」と一滴ずつ落ちる水の音に耳を澄ませます。)

 

 

 

 

(竹筒に耳を当てるのを怖がっていましたが、音が聞こえると不思議そうにされています。)

 

 

 

 

 

(目を閉じて水の音に集中されていました。)

 

 

 

 

 

(静かな空間に水滴の音の反響に、「侘び・寂び」を感じています。)

 

 

 

 

(「素晴らしいね」と大喜びされていました。)

 

 

 

 

 

(流水園の池を見て「おお、水がきれいやな」と眺められていました。)

 

 

 

 

(その後は東屋でちょっと休憩します。)

 

 

 

 

(爽やかな秋の風が肌に心地いいですね!)

 

 

 

 

 

(こちらのお二人は東屋から離れて、お話をされていました。)

 

 

 

お二人の様子を眺めていると、その手前に何か建物が見えます。ちょっと気になったので、女性利用者様と一緒にお二人の近くに移動してみます。

 

 

 

 

(私が気になった建物は「聚楽亭」という茶室でした。茶会や句会に使われるそうです。)

 

 

 

 

 

(99歳女性利用者様、「綺麗やなー。赤い!」と感動されていました。)

 

 

名残り惜しいですが、良い頃合いなので場所を城山公園に移動し、おやつを食べます。

 

 

 

(利用者様の家族様から頂いた差し入れのもみじ饅頭が今日のおやつです。)

 

 

 

(温かいコーヒーともみじ饅頭にホッと一息。)

 

 

 

 

 

(「コーヒーがうまいなあ」と飲まれています。)

 

 

 

 

(写真を撮影しようと思ったのですが、食べ終えたところでした。)

 

 

 

 

(もみじ饅頭を楽しみにされていたようで、最後までとってあります。)

 

 

 

 

(「おいしいよ、ありがとう」と言ってくださいました。良かった!)

 

 

 

(カメラを向けるとニッコリと笑って下さいます。)

 

 

おやつも食べて、コーヒーを飲んで休憩も終わったところで、ホームに帰りたいと思います。

 

 

 

 

(帰りの車内で「この辺にはバスでよく遊びに来ていたの」と話してくれています。)

 

 

久々の外出行事で、古き良き日本の「侘び・寂び」に触れることができ、みなさん楽しんでいただけたようでした。

 

よく分かっていないまま使っていた「侘び寂び」ですが、ちょっと調べてみました。

 

日本人が持つ独特の美意識や感覚を端的に表現した概念のことで、

 

劣化や欠けるなどの不完全なものを否定せず、自然や時間の経過による様々な変化に美しさを見出し、生まれた静寂を受け入れ深く味わうことだそうです。

 

 

「へー、なるほど」と思いつつもやっぱり私にはまだ早いな、と思う今日この頃でした。

 

 

 

 

 

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